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    【Pick Up Owner #31】戸田真琴|映画監督として新たな道を踏み出す「ちょっとかわいいクリエイター」

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    2023/05/02 15:00

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    カメラの前に立つ側から、撮る側へ。2023年、大きな転身を遂げた“映画監督”戸田真琴。

    文筆家としても積極的に活動しており、その独自の視点から生み出される表現は世界の姿を鋭く抉り出し続けている。

     

    セクシー女優としての6年半に及ぶ活動の中で見つけた「これからの人生をどう生きていきたいのか」という問いの答え、何よりも大切だったと語るファンとの出会い、さらには活動の形が変わるタイミングでの設立となったファンクラブに込めた想いなど、新しい旅立ちを迎えた彼女の姿に迫った。

     

    戸田真琴 Official Fan Club 『Makotopia』 - Bitfan

     

     

    ■巡り巡って一番最初にやりたかったことに戻ってきた

    ーーー では、自己紹介をお願いいたします!

     

    映画監督、文筆家として活動している戸田真琴です。2016年から2023年1月まではセクシー女優として活動していましたが、今は映像を撮る方や文筆業をメインに、何かお誘いがあればトークやイベント出演などもしているという形です。

     

    ーーー 映像の世界に興味を持たれたきっかけは。

     

    もとから自分の目に見えている世界や風景というものにすごく関心があったんですが、それを表現するのなら手段は「映像」だなという漠然とした意識だけ持っていました。

     

    特別、映画をたくさん見ていたというわけでもなかったんですけどね。だからか、進学先を決める時にあんまり就職活動とか、職業とか…その先のことを考えない子どもだったのもあって(笑)ふわふわと、本当に感覚的に肌に合いそうだなという理由で映像系の学校を選びました。

     

    その後セクシー女優としてデビューした時点で「映像」を仕事にするのは難しいというか、自分の性格だと困難だろうなと思っていたんです。でも、活動していく中で映画に関係するお仕事をいただけたり、映画を作る機会にも恵まれる中でファンの方もそれを後押ししてくださって。今は巡り巡って一番最初にやりたかったことに戻ってきたような気持ちです。

     

    ーーー 映像を「撮る側」ではなく「出る側」を最初に選ばれたのはなぜですか。

     

    一言では言えないぐらいに色々理由はあります。いくつか挙げるとしたら…まずはシンプルに、学費などの支払うものがたくさんあったから、ですね。そこまで裕福な家でもなかったし、援助も期待できない環境で。お金が必要な反面、ふつうに仕事をするには向かない性質だというのもあったので、そういう金銭的な理由も大きいです。

     

    もう一つはAVという「ちょっと不思議なメディア」への関心があったことです。AVは男性向けの見せ方に特化している業界ですよね。そこに足を踏み入れた時の自分が何を見て、何を感じて、どんな体験をするんだろう。そういう部分に興味がありました。

     

    だから実はもともと、「人前に出たい」「注目されたい」みたいな願望はあまりないんですよ。AVに出なかったとしたら代わりにアイドルや俳優を目指していたかと言われると、それは絶対にない。

     

    私が人前に立つことが得意か不得意か、というのは見てくださった方が判断することですが、自分自身ではほとんど興味がないんです。あくまでもAV業界という特殊さに興味を持ちました。

     

     

    ーーー セクシー女優として映像に出る側から、監督として撮る側へ。このシフトチェンジを決めた理由を教えてください。

     

    私にとってAV業界で働くこと自体、私自身の本当の価値観…何が好きで、何が嫌いで、何が許せなくて、何をして生きていきたいか、そういうものと乖離している行動であったことは確かです。だから現役時代は「別の星に留学している」みたいな感覚で。

     

    全く価値観も違うし、流れも早い世界の中でどうやったら自分が生き残れるのかをずっと考え続けた6年半でした。「本来の自分とはかけ離れた業界において『自分だけが出せる魅力』ってなんなんだろう」「どうやったら自分のことを覚えてもらえるんだろう」と試行錯誤していく中で、逆にもともとの自分の価値観、言葉、センス、人間性、などAVと関係なく見える部分が浮き彫りになってきてしまったんです。

     

    「やっぱり私はセクシー女優として監督の指示する女の子をそのまま素直に演じることよりも、自分の考えたことをやりたいようにやりたいんだ」ということを、AVに出演すればするほど気付かされていってしまって。

     

    ーーー それでも6年半の活動というのはかなりのキャリアですよね。

     

    やっぱり向き不向きはあったとは思います。私が6年半も続けられたのだって撮影自体が楽しかったから、というわけではありません。もちろん面白いこともたくさんあったしやりがいも感じましたけど、その反面「なんでこういう内容なんだろう」「もっとこうしたらいいのに」「自分だったらこうするのに」と疑問に感じることもずっとありましたから。

     

    それでも続けられたのは、ファンの方たちとイベントやサイン会で交流することがとにかく楽しかったから。もちろんAVをやめてしまうことで離れてしまう方もいるとは思いますが、私にとって大事だったのは「AVに出ること」ではなくて「AVに出ることでファンの方たちと出会えたこと」なんです。

     

    仕事内容自体に疑問を持ちながらセクシー女優として生きていくよりも「精一杯やったよな」って納得するような生き方がしたい、もっと自分がやりたいことのためだけにエネルギーを使いたい、そういう風に考えるようになりました。それが理由です。

     

     

    ーーー 活動内容の変更に伴い、名義を変えることは考えませんでしたか。

     

    それも考えはしました。でもこれまで「戸田真琴」の名前でAVだけでなく文章や映像も発表してきたので、AVとは関係なく私を好きになってくださった方もたくさんいらっしゃいます。その方たちがこれからも私のつくったものを見つけやすいようにしたくて。

     

    もちろん、この名前だとどうしても出せない媒体もあったりするかもしれない。もしかしたら将来、海外で活動するようになるかもしれない。そうなったら別の名義を作ることもあるかもしれません。でも今は問題なく活動できていますし、ファンの方は「戸田真琴」と出会って、活動内容が変わった今もずっと支えてくださっているので、この名前も大切にしていきたいです。

     

     

    ■この世に娯楽が一切なくなっても、紙とペンがあればなんとかなる

    ーーー では文筆家としての一面からもお伺いします。文章を書くようになったきっかけというのもぜひ知りたいなと。

     

    お仕事としては、セクシー女優としてデビューしてから「自分だけのPRポイント」に悩みつつひたすらブログを書いていたらだんだんお話をいただけるようになった…という形ですね。

     

    いつから文章という表現方法を知ったのかはもう、本当にわからないんです。これも、書くことが大好きで職業にしたかったという感覚じゃないんですよ。

     

    昔から家族に自分の考えや思ったことを話すと「変だ」と否定される環境で。家庭環境の話は複雑なので一言では言えませんが、自分の感じたことをそのまま出していい場所がなかったんですよね。

     

    でも、否定されることを繰り返したからといって自分の思考が消えてなくなるわけじゃない。自分には自分の、自分だけに見える世界がある。そこで起こっていることについてずっと考え続けてはノートに書き留めていたんです。

     

    本当に「書いていただけ」なんですけど…自分自身が話し相手みたいな感覚でした。文章って紙とペンさえあれば書けるじゃないですか?文章ってすごくありがたいメディア。私、この世に娯楽が一切なくなっても紙とペンがあればなんとかなるなって思う(笑)

     

    誰にも相談せずにできるし、誰の許可もいらない。つまり誰かに否定されることもない。
    例えば映画を作るにはたくさんの人が関わるから、その分たくさんのプロセスを踏まないといけないんです。しかもそれを仕事としてやるなら、企画を通して予算を作って許可をとって…と、なおさら。まあ、それを全てこなさなければいけないとしても映像を撮りたくて私は今、こうしているんですけどね。けど、作り続けていくためには「一人でできること」も必要です。

     

    たくさんの人が関わる映像と、一人で完結できる文章。その両方があることで自分の世界を考え続けられて、自分が何を思ったのか、何をどう見ているのかを残しながら生きていける。そんな気がします。

     

     

    ーーー なるほど。TV Bros.にて連載されているコラム「肯定のフィロソフィー」をはじめ、いくつか読ませていただいて、「どこかで気にしないようにしていたこと」「見ないふりしていたこと」を真っ直ぐに書かれる方だなと感じました。どこからこの文章が、視点が始まったのかお伺いしたかったんです。

     

    やっぱり「本当にそれでいいのか」という違和感が大きいんじゃないかな。そういう違和感から思考が始まっている人間なので、ちょっと油断すると全てを否定してしまいかねないんですよ。

     

    そういう「自分の加害性」みたいなものをなるべくわかった上で、人の気持ちがわかる優しい人間になりたいって思いながら生きてきているんです。自分の違和感をなかったことにしないままに、それをどうやったら聞いてもらえるか、読んでもらえるかを考えながら書く。
    私はずっとそうやって書いています。

     

    ーーー 音楽活動も再開されるとか。

     

    文章では自分の言葉で自分のことを書く、ということをたくさんやってきました。それって確かにすごく面白いことではあるんですが「誰かの言葉を借りたくなる時」もあるんです。

     

    今はカバー曲を多めにやらせてもらっているのですが、誰かの書いた言葉を自分なりにどう解釈して、どう歌えばいいのか考えるということを大切にしていきたくて。音楽活動を仕事にするわけではないとわかった上で、趣味的に続けていける大事な場所として再開することにしました。

     

    ーーー ご自身のオリジナル曲をいくつも作って、というほどではなく。

     

    でも今、オリジナル曲も制作中です!いい感じに、折り混ぜてやっていけたらなって。

     

    ただやっぱり一番やりたいのは映像。フットワークの軽いメディアとして文筆活動も続けていきたいですし、あくまでもメインはこの二軸。そうではないところ、仲間たちとファンのみなさんといい時間を共有する活動として続けていきたいですね。

     

     

     

    ■映画を一番大切にしたい

    ーーー 表現活動への一番のモチベーションはなんですか。

     

    つまるところ、それ以外やることがないんですよ。
    私はずっと「『自分にしかできないこと』をやらなくてはならない」「ピースが不足しているところになにかを作らないといけない」そんな感覚を持って生きてきている人間です。

     

    誰も言っていないこと、気がつかなくなってしまったもの、忘れられているもの、数に呑まれて存在しないことになっているもの…そういう、自分があらためて主張しなくてはいけないもののために言葉を使いたい。とにかくこの世界に足りていないものを作らないといけないと思っています。どこからこの気持ちが生まれてくるのかは自分でもわからないんですけどね。でも、それだけなんです。

     

    ーーー これからどんな作品を撮る予定ですか。

     

    まだ言えませんが、次の作品に向けて準備中ではあるので、続報をお待ちいただければと。

     

    その前に、以前監督した「永遠が通り過ぎていく」という作品が5月10日から各動画配信サイトで配信されることが決まりました。この機会に改めてみなさんに見ていただきたいです。

     

    ーーー 動画配信されるのですね!映画館での上映ではその時期だけですし、どうしても上映する場所にも限りがあるので見られない方も多いですよね。

     

    むしろ、普段娯楽が身近にない人や何時間も車に乗らないと自由になれない環境にいる人にこそ見てほしいと思っていたんです。自分自身も少し不便な場所で育って、その土地から出られないしんどさというのは感じていましたから…親の許可を取らないと映画館にさえ行けないような子もきっといる。だから配信という形で見てもらえるのはすごく嬉しくて。

     

     

    ーーー では、これからの活動における目標を教えてください。

     

    日本って、映画に対してお金が全然まわらない国で。とにかく興行収入に繋げないといけないから、そのためにはスポンサーを集めないといけないし、 大手のタレントさんを起用して、売れている原作を使って、奇をてらったことはしない…となる。大きいシネコンとかで上映される邦画はそういう構造の作品が多いんですよね。

     

    そんな状況なので、芸術としての映画はさらに立場が低いというか。だから職業として、私が撮りたい映画だけで食べていけるようになるのはこの国では難しいというのはわかるんです。

     

    でもやっぱり、映画を一番大切にしたい。自分の時間と気力と体力は、できるだけ映画をつくることに費やして生きていきたい。そういう人生にしたいというのが今の目標です。「アカデミー賞を獲る」みたいなことを言う気は一切ないんですけど(笑)自分なりにここまで行きたいと目指している到達点は決めています。

     

     

    ■ファンクラブの会費は私の生活費になります

    ーーー 2022年12月からBitfanでファンクラブを運営していただいていますが、なぜファンクラブを開設しようと思ったのですか。

     

    私がセクシー女優になってよかったなと思える一番の理由というのが、さっきも言った通りファンのみなさんと出会えたことなんです。言葉の扱いが難しいのですが、私はみなさんを友人…クラスメイトのように思っていて。

     

    実際の学生時代にはクラスで心から仲良くなれる人ってそんなにいませんでしたけど、この人たちがクラスメイトだったら本当に楽しい学校生活をおくれただろうなってファンイベントのたびによく考えていたんです。すごく大事な友達のような感覚なんですよね。

     

    これからの私は、人前に出ることがメインの活動ではなくなります。それはつまり、イベントの出演や自分の出演作品の発売を待ってくださっているファンの方たちを楽しませることが、私の中での優先順位の一番ではなくなるということ。

     

    私にとってセクシー女優をやめるということは、大事な友人であるファンの方の期待に応えることよりも、自分がこの人生でやるべきだと思っていることを優先します、という宣言と同義なんです。

     

    それを納得していただいた上で、よかったらこれからも友達としてお互いに何をしているのかをふんわり知りたいし、私も伝えたいなって。本当にわがままな気持ちなんですけどね(笑)そういう場としてファンクラブを始めました。

     

     

     

    ーーー 最初の記事にかなりしっかりとファンクラブについての考え、スタンスを書かれていましたよね。

     

    はい。その記事にも書いたことですが、ファンクラブを始めるもう一つの理由として、私がこれからしたいこと、すべきだと思っていることはそもそもお金にならないんです。

     

    「自分が作りたいもの」と「お金になるもの」が合致するってすごく難しい。自分が心からいいと思うものが世間のメジャーな感性と近かったなら「やりたいことで食べていく」こともできるのかもしれませんが…私の感性だと難しいだろうなというのは、今まで生きてきた中でわかっています。

     

    それだけで生きていこうとしたらどうしても無理が生じる。だったら、映像だけで食べていくということにこだわる必要もないなと。最終的に「自分が本当に作るべきもの」が作れたなら、それでいい。そのために活動を支えてほしいということをまずプレオープンの時点からも伝えたくて。これが記事にある「ファンクラブの会費は、私が制作に集中するための生活費になります」ということなんです。

     

    ーーー 「ファンクラブの会費が生活費になります」と言い切っているのは珍しいなと。

     

    そうそういないと思いますね(笑)
    でも、私のファンの方だったら全部わかった上で応援していただけるだろうなって。私にまだアイドル的なサービスを期待されている方がいたとしたら、それはありがたいことではあるんですけど…でも、ここはそういう場所ではないよ、たまたまちょっとかわいいクリエイターを応援するくらいの温度感の場所なんだよと(笑)わかって入ってきてほしかった。

     

    そこまでしっかり言いたかったのは、自分の活動方針をミスリードさせたまま応援していただくと絶対にどこかで歪みが生まれると思ったからです。そこはクリアにした状態で「お互い楽しくやっていこうね、もし余裕があったら支援してね」という形にしていきたくて。

     

    金額の違うプランを2つ用意しているので、「高い方で応援していたけど、ちょっとしばらくはお財布がキツいかも」となったら低い方に移っていただいて全然いいんです。とにかく無理だけはしてほしくない。

     

     

    ーーー プレオープンのお話も出ましたが、まず2022年12月から月額120円のプレオープン期間、2023年1月から現在の2プラン制という流れで運営されています。あえてプレオープン期間を設けたのはなぜですか。

     

    現役のセクシー女優としての活動が2023年1月末までだったので、特に最後の12月から1月にかけてはファンの方と接するイベントがすごくたくさんあったんです。逆にその期間が終わってしまうとイベント系が一旦落ち着いてしまう状態だったので、直接会える間にしっかり存在をPRしておこうと思いました。

     

    今後も私の活動を見ていきたいと思ってくださっている方に「このファンクラブに入っておけば今後の私のこともわかるよ、大丈夫だよ」と伝わるよう、かなり意識して告知するようにしてはいました。プレオープンとして入会のハードルを下げたのもそのためです。

     

    やっぱり、ちゃんとリアルに人と人として向き合える場で伝えたかったんですよね。そうすると次に会った時には「入ったよ!」と言ってくれたりして。どういう方が入ってくれたのかがわかるので、ファンクラブへの愛情の注ぎ方も変わる気がします。

     

    ーーー サイトのデザインもかなりこだわられていますよね。先日リニューアルもされましたが、ロゴもファンクラブ専用に作っていただいていて。

     

    あのロゴは「とにかく可愛くて優しい世界」みたいな…絶対に威圧感がないようにしてほしいとデザイナーさんにお伝えして作っていただいたものなんです。このファンクラブのふんわりしたテンションがわかるような感じにしたくて。

     

    ーーー ピンクを基調にした色使いがお写真の髪色ともマッチしていました。まこにゃんもいますし!

     

    そうなんです!ピンクで統一しているんです。まこにゃんも可愛いんですよ。
    リニューアルする前はちょっとシリアスな雰囲気の写真も使っていたんですけどね。重たすぎない、ふわふわっとした場所だということが見た目の面からでも伝わってほしくてリニューアルしたんです。

     

     

     

    ■自分が本来するべきことを阻害しない範囲でのみ運営する

    ーーー noteなどの別サービスももとよりご活用されていますが、なぜファンクラブを作る際にBitfanを選んでいただけたのでしょうか。

     

    有料のnoteも利用していましたが、そちらは最初から文章を書く場としてスタートさせたものなので登録してくださっている方はもちろん文章を期待していますよね。そうなると今度は「どうにかして文章を書かないといけない」としんどくなってきてしまって。自分自身の考えやプライベートを消費して記事を作っているような、自分がどんどんすり減っていくような感覚に陥ってしまったんです。

     

    あと、自分が書いた文章はなるべく多くの人に見てほしくて、クローズドな有料の場で文章を書くということにもフラストレーションを感じていました。それもあって、文章だけを定期的に出していくことでお金をいただくのは向いていないなと。

     

    なのでファンクラブを始めるにあたって一番最初に決めたのは「自分が本来するべきことを阻害しない範囲でのみ運営する」ことでした。そこで無理しちゃうと、せっかくのファンの方たちとの楽しい交流の場、お互いに元気だよって知らせ合うための場所が「更新しないといけない」場になってしまって続かなくなる。とにかく気軽に楽しくやりたかったんです。

     

    なのでもう思いっきりnoteとは方針を変えるという意味でも、必要な機能が揃っていたBitfanを改めて選びました。配信もできるし、イベントをやる時のチケット販売もできるし、ストアもあるし。全てがここに集約できて使いやすいんじゃないかなと判断しました。

     

     

    ーーー ありがとうございます!イベントといえば手料理オフ会なども開催されていますが、今後もこういったリアルなファンイベントは継続していく予定ですか。

     

    はい!どうしても自分の余裕がある時にはなってしまうんですけど、できれば半年に一回くらいはマストでやりたいとは思っていて。 手料理オフ会よりももうちょっと人数を入れてファンミーティングみたいなものもいずれできたらいいなと思っていますね。

     

    ファンクラブに入っている人だけが見れる、参加できるイベントって、ここにいるのは私を応援してくださっている方たちだなっていう安心感がある。たとえばこれまで(ファンクラブ開設以前)に少人数で開催してきたオフ会などでも、やっぱり熱を持って応援してくださっている方々のみのイベントって、ふつうのイベントとは会場の雰囲気がすごく変わるんですよ。

     

    ーーー そんなに変わるものなんですか!?

     

    全然違うんです!その安心感を活かしてもっと距離の近いイベントもやっていきたいですね。手料理オフ会についても会場に入れる人数がどうしても限られちゃうから「ぞうさんプラン」の方限定にしているので、そういう場合は「たこさんプラン」の方にも限定チェキの販売をしたり、何かみんなが楽しめる形にできないかと試行錯誤しています。

     

    ファンクラブというのはゾーニングされた場所だからこそのサービスが出せるのがいいところだと思っています。この間もストアで宛名とサイン付きの写真集を販売させていただきましたし、オフ会ももちろんですがせっかくの可愛いロゴを使った会員限定のグッズも出したいです。色々盛り上げたいなと!

     

    ーーー 宛名入りの写真集は「受け取りました!」の声がグループチャットで飛び交っていましたよね。

     

    写真集届いたよって報告してくれるの、本当にもう…超嬉しくて!一般向けに宛名入りで売るのは数が多くなってしまってすごく大変だけど、ここでなら無理なく楽しい範囲でできる。誰に届くのかが書いている時点でわかるのがいいんですよね。

     

     

    ■この人たちがいるから大丈夫

    ーーー 最後のまとめとなります。戸田さんにとって、ファンの方とはどのような存在ですか。

     

    とにかく私が自分らしくいることを尊重してくれる人たちなんですよね。「こういう風にいてほしい」という縛り付けをしないでいてくれる。もしかしたら内心は色々と思うことがあるかもしれないけども、それをあえて言わずにいてくれる。だから人としてすごく信頼できるんです。

     

    自分の地盤になっているというか、やりたいことに踏み出す時、どう活動していこうか悩んだ時にも「この人たちがいるから大丈夫」と思える。本当に大事な存在です。

     

    ーーー では、そんなファンのみなさまにメッセージをお願いします!

     

    「ちょっとかわいいクリエイターの戸田真琴」を、あなたが納得したうえで元気に楽しく応援してくれたら嬉しいです!ファンクラブはとにかく平和で楽しい、息抜きできる場所になるよう運営していくので、みなさんもそれぞれの生活とか、自分の人生とか、悩みとか、色々なことに日々直面していく中ではあると思いますが、お互いに「大丈夫な場所」として交流していけたら。またイベントもやるので、ぜひ来てくださいね!

     

     

    戸田真琴 Official Fan Club 『Makotopia』 - Bitfan

     

     

    ■Profile/戸田真琴

    戸田真琴(とだまこと)

    文筆家・映画監督。「いちばんさみしい人の味方をする」を理念に、文筆活動・映像制作等で活動中。著書に「あなたの孤独は美しい」(竹書房)、「人を心から愛したことがないのだと気づいてしまっても」(角川書店)、監督作に映画「永遠が通り過ぎていく」Music Video「CHRISTMAS AFTERNOON(諭吉佳作/men)」等がある。トーク出演などタレント・モデル活動も行う。

    自身初の私小説「そっちにいかないで」が太田出版より5月27日に刊行予定。

     

    Official Site: https://www.makolin.com/

    Twitter: @toda_makoto

    Instagram: @toda_makoto

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