岐阜県出身のオルタナティブロックバンド、しらぬい。メンバーのVocal/Guitar 陽紀 、Bass/Chorus ハセ、Dr 寛人の3人から紡ぎ出されるハイクオリティなサウンドと楽曲で、他の追随を許さない独自の世界観を築き上げている。
シリアスでエモーショナルに魅せる楽曲の世界観から一転、オフィシャルファンクラブ「しらこみゅ-shiracommu-」では親しみやすさ満点のコンテンツを展開。ファンと肩の力を抜いて楽しめる場を作りたかったというファンクラブについての想いやバンドを継続する秘訣、活動拠点を名古屋から東京へ移したことによる変化などを語ってもらった。
しらこみゅ-shiracommu- - Bitfan
■専門学校で出会った仲間とバンドを結成
ーーー それでは自己紹介をお願いします!
陽紀:
岐阜県出身で、現在は東京で活動中の3ピースロックバンドです。変幻自在な女性リードギターボーカルと、鋭角なバンドアンサンブルの融合が心地よいサウンドが特徴、『しらぬい』と申します!よろしくお願いします。
寛人:
ドラムの寛人です。好きなものはゲームです、大好きでいつもやっています。好きなアーティストは、日本のバンドだと『凛として時雨』とか、『FACT』です。
ハセ:
ベースとコーラスを担当しているハセと申します。好きな食べ物はお寿司とラーメン、特にラーメンは大好きでよく通っています!最近好きなアーティストは『tricot』とか『D.A.N.』です。
陽紀:
ギターボーカルの岩井陽紀です!好きな食べ物はダントツで“すき焼き”でして…
ーーー おっと(笑)(※:Bitfanの運営会社は『株式会社SKIYAKI』)
陽紀:
すき焼き、大好きです!(笑)好きなアニメのキャラクターは進撃の巨人のリヴァイ兵長です!食べることと旅行することがとても大好きです!
ーーー ありがとうございます!バンド名の『しらぬい』に理由はあるんでしょうか?以前の『へて春雨』から『しらぬい』とされたそうですが。
陽紀:
『凛として時雨』が好きだったのでそんな雰囲気を出したいと思っていたのですが、かなり似てきてしまいました。
寛人:
確かにね(笑)
ハセ:
「雨」の漢字を使いたかったのと、「凛として」みたいな前置きもつけたくて「へて」にして(笑)もともとバンド名はわかりやすいように日本語がいいよね、という話はしていて。『凛として時雨』さんの影響をがっつり受けすぎての『へて春雨』だったんですけど…でもやっぱり、ちょっと。
陽紀:
似すぎていると今後に支障をきたすなと。
ハセ:
ライブハウスとのやりとりでもたまに『へて時雨』って間違われてたりして。これはさすがにダメだなと気付きました(笑)そろそろバンド名を変えようかと話し合っていたら「じゃあ『しらぬい』だ!」って、ポンと出てきたんですよね。
寛人:
日本語で、かつ平仮名にしたかった。
陽紀:
でも、今もまだめっちゃ気に入っているというわけでは…
ハセ:
それ、今言わなくてもいいでしょ!(笑)
陽紀:
まだちょっとださいので変えたいなあ、とは思っているんです。
ーーー これ、書いて大丈夫なのかな(笑)2014年に結成された『へて春雨』から数えるともう8年くらい続けられていますよね。
陽紀:
そうですね、18歳からかな?
ハセ:
この3人は名古屋の音楽の専門学校で出会って、そこで結成したんです。入学して一ヶ月くらいでもう結成したのかな。そこから今まで続けています。
ーーー なるほど。学生の頃から同じバンドをここまで続けられているのもすごい…!全員『凛として時雨』が好きだから、一緒にバンドを組もう!となったんですか?
ハセ:
もともと僕は全然好きじゃなくて、むしろちょっと苦手でした(笑)でもこの2人は。
寛人:
僕はとにかく大好きで。陽紀は『RADWIMPS』とか好きだったよね。
陽紀:
それまでは『RADWIMPS』『BUMP OF CHICKEN』『ONE OK ROCK』『ELLEGARDEN』みたいなバンドが好きだったんです。『凛として時雨』は少しだけ聞いたりする程度で、初めてこのバンドに出会った時は「今まで聞いてきた音楽とは何かが違う!なんだこれは!」と、とても衝撃を受けた事を覚えています。
ハセ:
実は音源化されていない『へて春雨』時代の音源は結構キャッチーというか、ポップな感じなんですよ。
ーーー 今はキャッチーでポップという感じではないですよね。どこでジャンルの変遷があったのでしょうか。
陽紀:
私はもともとボーカルじゃなくて。『へて春雨』を組む前は別のバンドでリードギターをやっていたんです。専門学校に行って、とりあえずみたいな感じでボーカルもやってみたら…これは意外と弾きながらでも歌えるかも!となって。
その例として『凛として時雨』はすごくギターを弾きながら歌うバンドなので、だんだん「あんな風になれるかもしれない!」と進んできたのもあるかもしれないです(笑)
■東京のバンドシーンでしか得られない刺激をもとめて
ーーー 名古屋でバンド活動を始めたのちに上京されました。なぜ東京に拠点を移そうと?
陽紀:
『しらぬい』は活動にスピード感がないなと思っていたんです。ある時ふと気づいたのは、私は自分ひとりで変わっていける人間ではないのかもしれない、今の価値観だけじゃいけないなということでした。
東京には”自分たちの目指したい音”ができてきたきっかけとなるような良い音を教えてくださった方もいましたし、かっこいい人がたくさんいたので、その近くにいて刺激を受けたいなと。周りの環境からもっと変えていかないと!って。
寛人:
名古屋には僕らと同じ雰囲気の曲をやっているバンドが少ないんです。バンド自体はたくさんいたんですけど。一緒にやれそうな、ジャンル的に合っているバンドが少なかったんですね。
ハセ:
少ないというかもう、自分たちぐらいしかいなくて。
ーーー となると、対バンとかも組みづらいですよね。
ハセ:
そうなんですよ。
寛人:
たまに東京にライブをしに行くと、意外と東京のお客さんのほうがウケが良かったんですよね。結構近いジャンルのバンドにもたくさん出会えたので、ジャンル的にやりやすそうっていうのが一番大きいかな。
陽紀:
音源制作でお世話になっている方が東京をメインに活動されていたので、その方にも『しらぬい』は東京でやるほうがいいんじゃないかと勧められたのもありますね。
ハセ:
総合的に見ると東京に来たほうが良さそうだと思ったので、上京を決めました。
ーーー 名古屋と東京のバンドシーンはそんなに違うんですか。
ハセ:
やっぱり規模感が全然違います。もう名古屋のバンドならみんな知っているような感じだったんですけど、東京はそもそものバンド数も多いし、それに伴って音楽性というか…街によって全然ジャンルが変わっていたりとか。そういう部分は東京に来て新しく発見したことでもあるし、新しい繋がりもできたので、東京に来て良かったなと思っています。
ーーー 確かに。私は東京生まれ東京育ちなんですけど、東京ってもう駅ごとにジャンルが違いますよね。名古屋のライブハウスにもちょくちょく行きますが、栄か大須くらいしか。
ハセ:
そうなんですよ、東京は下北、新宿、渋谷…駅によって全然ジャンルが違う。名古屋だとやっぱり大須か栄か新栄か、そこだけにぎゅっとまとまっている感じなんですよね。
ーーー だからこそ先日出演されていた「SAKAE SPRING」(※)のようなサーキットイベントが開催されやすいという利点もありますね。サカスプと言えば、Bitfanで運営いただいている「しらこみゅ-shiracommu-」内の「しらぬいレディオ!」にて、陽紀さんが「初めて名古屋でのライブが楽しいと思えた」とおっしゃっていました。何か変わったきっかけがあったのでしょうか。
(※「SAKAE SPRING」:名古屋市栄駅周辺で毎年開催されるサーキットイベント。通称『サカスプ』)
陽紀:
二つ理由があります。一つ目は名古屋という場所は関係なくて、自分たちの演奏が良くなってきているのを実感したからです。今まではギターを弾きながら歌うのに手一杯で、ライブ中も「ミスしないようにちゃんと演奏しなくちゃ」としか考えていられなかったんですが、楽しむ余裕がちょっと出てきました。
二つ目は、やっぱり久しぶりの名古屋でのライブだったからですね。『しらぬい』の曲ってノリにくいのに、フロアにいる方たちがすごくノってくださって!あれはすごく嬉しかったですね。やっぱりノってくださるとね、楽しいんです(笑)
ーーー やはり地元でのイベントには特別な思いがあるのですね。
ハセ:
僕は過ごしやすいという面では名古屋がダントツだと思っているんですよ。生活環境的に、ほど良く都会で、ほど良く田舎。居心地の良さだったら名古屋ですね。そういう好きな土地に戻ってきて、名古屋にいた頃から応援してくれているお客さんにも会えて、その方々がノってくださっているのを見られる感じは。
陽紀:
「ただいまー!」ってなるな。
ーーー ホーム感があるんですかね。東京は戦いに来ているアウェイ、みたいな。
ハセ:
その通りだと思います。ホームとアウェイ。
ーーー そのラジオ配信の中で、ファンの方に向けて「サカスプで見てライブがかっこよかったバンド」を聞いていましたよね。
寛人:
最近『しらぬい』はライブに力を入れているので。もっと演奏自体が上手くなりたいっていうのもそうだけど、いいライブをしたい。そのために、ライブがすごく盛り上がるバンドを参考にしていきたくて。
陽紀:
そう、ちょっとライバル意識もありつつ(笑)ライブの雰囲気がかっこいいバンドを知りたかったんです。
ーーー ああ、だから「お勧めのバンド」とかじゃなくて「ライブがかっこよかったバンド」という聞き方だったんですね。
寛人:
やけに具体的な聞き方でね(笑)でも、ファンから直接意見を聞けるのって貴重なんですよ。それこそ「しらこみゅ」のあの場だったから聞けたっていうのもあるし。
ーーー 確かに、Twitterのような完全にオープンな場ではちょっと聞きづらそう。あの形なら本当に『しらぬい』の音楽を好きな人から見てかっこいいバンド、というのがわかりますもんね。
ハセ:
あれは完全に、ファンクラブというコミュニティの中だからこそ聞けたことですね。
■自分たちの突き詰めたい音楽に対しての挫折というのはなかった
ーーー 今まで、音楽活動に挫折したことや辞めたいと思った経験はありますか。
ハセ:
本当に色々あります。そもそもドラムの寛人は一回バンドから抜けているんですよね。『へて春雨』時代だっけ?
寛人:
多分そう。その頃はもう一つ別のバンドをやっていたんですよ、サポートではなくメンバーとして。スケジュール的に両方やっていくのがちょっと難しくて、一旦抜けています。
ハセ:
「戻ってきてくれ」って頼んだよね。そういうこともあった。
陽紀:
活動の目標を「どこどこの会場を埋めたい」とか「人気者になりたい」とか、そういうところに置いていた頃もあったんですが、私たちには合っていなかったみたいで…何か違うな、もう無理かもって思ってしまうこともたくさんありました。
でも、自分たちの突き詰めたい音楽に対しての挫折というのはなかったんです。もちろん技術的にうまく弾けなくて…とかの悩みはあるけども、「いい音楽を一緒に作りたい」「こういう音を出したい」という部分に関しては、本当に全然。
ハセ:
だからそういう面ではあまり…挫折とか、バンド解散しようみたいなのはないですね。
寛人:
喧嘩はよくするけどね(笑)
ーーー これだけ長くやってこられて、そういうのが「ない」って凄い。
陽紀:
あるで?ハセが気付いてないだけ。忘れてるだけで、めちゃありますよ!うちが「もう無理!辞める!」てなったこととか(笑)
ハセ:
え!?
ーーー 衝撃の告白が(笑)逆に、活動を続けられるモチベーションとしては「同じ音を探し求めるビジョンが同じだから」という部分でしょうか。
ハセ:
まさにそうですね。自分なりにではありますけど、理想の音に近付けてきているのを感じられるのも楽しいですし。
寛人:
それこそ前はさっき陽紀が言ったみたいに「あのライブハウスを埋めたい」とかばかり考えていたんです。そういう数字の目標を目指すのももちろんいいんですけど、今は本当に『しらぬい』としての演奏とか音作りとか、細かいところをちゃんとやっていこう、と考えています。
陽紀:
『しらぬい』は事務所に所属しているわけでもないので、バンドがやるべきことってプロモーション含めてたくさんあるんです。その中で、やっぱりまずは演奏面に力を入れようと一致しています。
ハセ:
だからこそ、曲には自信があるよね。
陽紀:
そう、曲には自信があります。
ハセ:
その分、曲の良さに演奏力が追いついていない状態なんですよ。お客さんからしたら、音源だとめちゃくちゃに良いのに、ライブに来てみたらあれ?ってなっちゃう、みたいな。だから演奏のレベルを曲のレベルまで上げていくことがそのまま理想に近づくことになっていて。それがモチベーションになっているかなと思います。
ーーー 曲には自信がある、と言い切るのも頷けるくらい、『しらぬい』は音源のクオリティが本当に高いなと思います。
陽紀:
あと、メンバー3人とも仲が良いんですよ!何でも話せるしね。あ、でも、一緒にいてモチベが上がるってわけではないかもしれないな…。
ハセ:
今の流れは「一緒にいることでモチベーションが上がる」って言うやつだって!(笑)
陽紀:
うーん…ダメになりそうな時にはちょっとサポートしてくれる、くらいな感じ?
ーーー 陽紀さん、辛口!
陽紀:
メンバー2人には辛口で言えちゃうんです(笑)
寛人・ハセ:
(笑)
■好きなことでしっかりとお金を回していけるように
ーーー 改めて、2021年の10月にBitfanにて「しらこみゅ」を開設していただいて。なぜファンクラブを始めようと思ったのでしょうか?
ハセ:
自分たちの作品をちゃんと極めること、つまり好きなことでしっかりとお金を回していけるように、ということを考えた時に、一定の収益が欲しいなと思い立ち上げました。
陽紀:
ファンクラブというものがその先駆けになるイメージです。
ーーー なぜBitfanを選んでいただけたのでしょうか。
陽紀:
色々なサービスを調べたんですが、収益の還元率のパーセンテージが高かったのは魅力でした。今後やっていきたいと思っているライブ配信の機能もありましたし、電子チケットも使えるし。
寛人:
自分たちがこれからやっていこうとする活動にハマりそうな感じだったんですよね。ラジオもライブ配信もできるシステムがあって、調べた中では一番『しらぬい』の活動に合っているなと。
ーーー ありがとうございます!「しらこみゅ」だとか「うらぬい」だとか、コンテンツのタイトルはどうやって決めたのでしょうか?寛人さんが「ネーミングセンスがない」と嘆かれていましたが(笑)
陽紀:
ファンクラブだから、とっつきやすいようにしたいなって。結構他のバンドさんも、バンド名にちなんだかわいい名前にしているじゃないですか。
ハセ:
僕たち、曲は結構シリアスな世界観でやっているんですけど…ファンクラブは「もういっか!」みたいなね(笑)内側でやるものだから。ファンの人たちが馴染みやすいようなネーミングで、肩の力を抜いた感じにしました。
ーーー そう、音源と雰囲気が違いすぎてギャップがすごいんですよね「しらこみゅ」(笑)ブログとかも、ほのぼのゆるゆるで。
陽紀:
ブログと言えばハセの唐揚げを作るのとか…僕のお勧めおつまみ!って、唐揚げの作り方を必死に説明していたのですが、誰でも唐揚げの作り方は知っているんじゃないかな…?って(笑)ハセくん可愛いなと思いました。
ハセ:
そうだけども!(笑)頑張って書いたのよ!
陽紀:
まあ…面白かったよ。
ーーー 「しらこみゅ」の特色と言えば「しらぬいレディオ!」ですよね。
陽紀:
ファンのみんなと定期的に集まれる場所を設けたかったんです。ラジオなら、自分たちの負担もそうそうなく続けられますし。
寛人:
そこに関しては、僕は生放送じゃなくて録音したもののほうがいいんじゃないかって最初は思ったんですよ。
陽紀:
けど、なるべくファンの方と関われる場所にしたかったから。生放送だとリアルタイムでコメントも読めるし。『しらぬい』はプロモーションや広告にお金をかけて派手に盛り上がるようなことはできないバンドなので、現実として、地道にお客さんと仲良くしていきたいなって。
ーーー これはちょっとした私からの疑問なんですけども、オフィシャルサイトから「しらこみゅ」へのリンクのスペルが「fan」じゃなくて「fun」なのはわざとなんですか?
ハセ:
えっ、それはわざとじゃないです!間違いです!
陽紀:
本当に今発覚した(笑)
寛人:
うわ、マジで間違ってる!
ーーー ファンクラブのことをあえてそう表記している方もいるので、わざとかと…
寛人
それはそれで面白いかも。「楽しいクラブ」じゃん(笑)
陽紀
よし、今日から楽しいクラブにしよう!
ハセ
これはこれで、正式ということで…(笑)
ーーー 今後Bitfanを使ってやってみたいことはありますか?配信ライブというお話も出ましたが。
ハセ:
Bitfanでしっかりした配信ライブをやりたいですね。雑談とかじゃなく、音楽ライブを。チケットも販売して、月に一回とか決めて定期的にやっていけたら。ずっとしたいと思っているんですけど…やっぱり配信用の機材面の準備が追い付かなくて、なかなか実現はできていなくて。
陽紀:
あと、Bitfanにポイントってありますよね!ポイント、うちらがまだ何も決めていないからファンの方もどうしたらいいかわからないと思うんです。もっとそこもちゃんと還元していきたいなと。
寛人:
「しらこみゅ」を立ち上げた時に、入会してくれた方へのプレゼント企画みたいなこともやったりしたんです。次だったら例えば一周年記念とか、長く入ってくださっている方向けのリターンもあるといいなと思っていて。新しく入っていただいた方にももちろん企画は考えていますが、ずっと応援してくれている方にはそれこそ累計ポイントを使ってとか、何かしたいよね。
ーーー 継続特典があっても楽しいかもしれないですね。
陽紀:
継続特典いいかも!
寛人:
バッジみたいなやつとか?
ーーー YouTubeのメンバーシップ機能(※)のように名前の横にバッジがつくのは面白そうですね。
(※「チャンネルメンバーシップ」:YouTubeチャンネルに対し、視聴者が月額料金を支払うことでメンバー限定動画が見られたり、コメントをする際に名前の横に継続期間に応じたアイコンバッジが表示されたりする)
ーーー 今後の活動でやりたいことや目標はありますか。結構ここまでで伺ってしまった気もするのですが。
陽紀:
音を突き詰めていくというのももちろんあるんですけど、今考えているのは…3マンライブをやりたいと思っております!東京・大阪・名古屋と、自分たちの好きなバンドを呼んで、全部3マンです。
ハセ:
東名阪の3マンツアーを今、計画しています。
陽紀:
その時までには新曲もいっぱい作って、がっつりいこうかと。また今までとはちょっと違った『しらぬい』のライブをお見せする予定です!
ーーー 『しらぬい』の皆さんにとって、ファンとはどのような存在ですか?
ハセ:
普通にありきたりな感じかもしれないんですけど、ファンの人がいるから頑張れる。いないと頑張れない。お互いに高め合えるというか。さっきの話じゃないですけど、モチベーションと言う意味でもファンとのつながりっていうのは大事ですよね。
陽紀:
こっちからエネルギーをあげているはずなのに、ファンの方からもエネルギーをもらっているんです。あとはやっぱり、バンドは評価というか、反応をもらえないとやっていけないじゃないですか。直接的な原動力を感じられるのって、もうそこしかない。そういう面でも、ファンの皆さんは私たちにとって必要不可欠な存在で。
自分たちで走るしかないからこそ、「必要とされているかの確認」じゃないですけど、ファンの方がいてくれることで『しらぬい』の存在理由がちょっとずつできてくる。
寛人:
陽紀が一回めちゃめちゃに落ち込んだことがあって。その時に、大阪にいらっしゃるファンの方が「最近、僕の中では最強のバンドだと思っている『しらぬい』があんまり来てくれないから悲しい」というツイートをしてくれていたのを見て、思わず涙が出たと。
自分たちが落ち込んでいる時って、ファンの方の応援がすごく強力な支えになるんですよね。バンド活動を続けられる理由はもしかしたらそこにあるのかもしれないなってくらい。
だから例えば、Twitterでリツイートしてくれるだけでも嬉しい。「いいね」してくれたり、それこそファンクラブで有料会員になってもらうなんて、もっと嬉しい。応援してくれる人が一人いてくれるだけでもめちゃめちゃ嬉しいんですよ。
だって貴重なことじゃないですか。これだけたくさんのアーティストがいる中で、ちょっとでも僕らを応援してくれる、どんな形でも何かしてくれるって、すごい嬉しくて。どんな少しのことでも、パワーになる。頑張れる源です。どんな形でも、応援してくれるファンの方を大切にしたいですし、僕らもそれに応えて頑張って、色々と還元していきたいです。
■仲間を大事にすることが一番
ーーー それでは、学生時代からのバンドを継続している『しらぬい』さんから、今現役でバンドをしている学生さんだったり、これからやりたいなと思っている学生さんたちに対してのエールを一言お願いします!
陽紀:
やりたいことがあるのはすごくいいこと。だからこそ、何も考えずもうそれをやり続けてほしいなと思っています。やりたくない理由とかやらない理由ってたくさんあるけど、その気持ちを貫いたほうが強くなれる気がする。
寛人:
本当に長く続けるっていうのはね…僕は一回抜けているので、お客さんとして『しらぬい』を客席から見たことがあって。自分がやっていたバンドを客観的に見てみたら、もう、めちゃめちゃにかっこよかったんですよ。
同じことをやりたい、同じ音楽を作りたいと思って集まった、そのメンバーでずっとバンドをやれていることって奇跡だと思うんです。僕は昔忙しくて抜けるという判断を一回しちゃったんですけど、抜けたからこそ、その大切さがわかった。
陽紀:
今やっている自分のバンドを続けてほしいな、コロコロ変えるんじゃなくて。結局どこに行っても、メンバーが変わっても何かしら問題って絶対に出てくるから。
ハセ:
メンバー変えればどうにかなる、とか、そういう問題じゃないんですよね。それで解決することって実はあまりない。僕らはたまたまこの形がハマったのかもしれないけど、7年、8年ぐらいやっているとお互いの悪いところも良いところも全部わかるので。
寛人:
もう全部言い合った後だよね(笑)
陽紀:
喧嘩したほうがいいと思います!めちゃめちゃ喧嘩して、それでも無理だったら解散になっちゃうかもしれないけど、言うだけ言って、溜めこまないことが大事!
ハセ:
そう、仲間を大事にすることが一番ですよね。
陽紀:
えっ、何、ちょっとかっこいいこと言ってる!
ーーー それでは最後に、ファンの皆さんにメッセージをお願いします!
寛人:
いつも応援してくれてありがとうございます!MVを一回見てくれただけの人でも、ライブを見てくれた人でも、ツイートをリツイートしてくれただけでも、どんな形でも応援をしてくれるというのは間違いなく僕たちの力になっています。今後もかっこいい新曲やMVを出していきますし、ライブもやっていくので、これからもよろしくお願いします!
ハセ:
本当に、いつもたわいない会話をしているラジオとか、変な記事を見てくれてありがとうございます。日ごろから感謝しております。寛人も言っていましたが、ファンの方たちのおかげでモチベーションが上がりまくっています!「しらこみゅ」ももっと楽しいファンクラブに育てていけたらなと思っています!
陽紀:
いつも応援ありがとうございます。ファンの方からはバンドを続けられる理由、続けられるエネルギーをたくさんもらえております。今後ももっとしらぬいは進化していきますので、見守ってくださると嬉しいです!
しらこみゅ-shiracommu- - Bitfan
■Profile/しらぬい
2014年4月に結成。
岐阜県出身3ピースオルタナティブロックバンド
変幻自在な女性リードギターヴォーカルと、鋭角なバンドアンサンブルの融合が心地よい。オルタナティブを中核にプログレやエモーショナルなサウンドを組み合わせ、どこか儚さを感じさせる唯一無二の世界観に引き込む。新世代の流れを組んだバンドである。
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