【Pick Up Owner #42】大部恭平|応援してくれる人がいるから、自分が自分以上になれる
2017年に個人企画「おぶちゃ」を立ち上げた俳優・大部恭平。俳優として舞台に立つ傍ら、自身で脚本や演出も手がけるなど、マルチに活躍をしている。Bitfanでは「おぶちゃ」のファンクラブとして「おぶちゃの茶の間」を運営中。個人ではなく団体のファンクラブならではのコンテンツ展開や「エンターテインメントが好きならば」いつか立ちたいという大舞台の夢まで、熱く語ってもらった。
■自分で仕事を作る
ーーー まずは自己紹介からお願いいたします!
大部恭平と申します!
私は俳優からキャリアを始めまして、今は舞台作品の脚本や演出、企画制作などを中心に活動しています。
ーーー 俳優として活動を始めた、そのきっかけを教えてください。
僕は学生時代野球部に入っていたんですが、部活よりも学校の行事に燃えるタイプだったので修学旅行のレクリエーションとか、文化祭の後夜祭とか…そういうイベントの司会進行をするのが楽しくて。将来は野球選手を目指すよりも、絶対にこっちの道のほうが向いているな、というのはずっと感じていました。
大学生になってからは、完全に素人なのに「ちょっと俺、テレビに出てくるわ!」みたいなノリで養成所に通い出して、エキストラをやってみたりして。もちろんすぐ成功するわけもなく…演技がうまくなるにはどうしたらいいのか考えた結果、舞台に通い出して、という流れです。でも本当に最初の動機は浅はかなもので、ちやほやされたかったんじゃないかな(笑)
ーーー 脚本や企画制作も手掛けられているとのことですが、演じるだけでなく作る側に踏み出されたのはなぜですか。
それには大きな理由が明確にふたつあります。
ひとつめは、どこかの誰かが作った作品に出続けるというスタイルに疑問を感じてしまったからです。
きっかけは20歳くらいの頃、エキストラとして行っていたあるドラマの現場でのことでした。半年ぐらい行っているうちに、ありがたいことにちょっとした役をいただけるようになったんですよ。セリフこそそうないものの、メインキャストの方々の周りに並ぶようなポジションです。
当時の僕からしたらそんな役をいただくことなんて滅多にない話ですから、相当意気込んで現場に向かうわけです。でも、行ってみると僕のアクションがついていない。アクション監督の方にお願いに行けば、目を見て無視、舌打ち。
今思えばまだそういう態度がまかり通る時代だったってことなんですけど「うわ、すげえなこれは」と。そんなことがありつつもキャストの方々は初対面の僕相手でも気さくに接してくれましたし、何事もいい経験になるから最後までがんばろうと思っていたんです。
ところが翌週、事務所の方から「来週から行かなくてよくなったよ」と告げられました。「君は何も悪くないんだけどね…」と。で、そのポジションには同じ事務所の、別の人が入っていました。
ーーー それは衝撃的…。
ショックというか、いろんなことを悟りましたよね。20歳にして。
このまま仕事をしていても、誰かしらの一存で、自分の預かり知らぬところで仕事がなくなるかもしれないと気づかされた。そこから「自分で仕事を作るにはどうしたらいいか」を考え始めました。
当時20歳だったので「10年後には、自分で作品を作れる人になっていよう」と。
なら、まずは自分自身が芝居をうまくならないといけない。だから舞台を見に行ってみたんです。とにかく自分よりも芝居がうまい人たちの中に入って、揉まれてみるために。
ーーー なるほど。
もうひとつは結構ポップな理由です(笑)
僕、アーティストのKREVAさんが大好きなんです。自分でリリックや曲を作りながら、ラップもする。そういうプレイングマネージャーのような仕事スタイルの方に惹かれるんですよね。
脚本家さんで言えば宮藤官九郎さんや三谷幸喜さん。ご自身が俳優としても素晴らしい演技をされますし、もちろん脚本もとても面白いし。そういう方に憧れるというか、いつか僕もそういう風になりたいなとずっと思っていて。
マルチに活躍される方の話を聞くのも大好きなんです。学生時代の野球にしても、監督の考え方やマネジメントの仕方にとても興味があったんですよね。そういう自分の性質に気づいたし、ドラマ現場での一件を経て、演技をする側と作品や企画を作る側、どちらもやっていく道を選びました。
■大部恭平のチャレンジ、略しておぶちゃ
ーーー 主催されている「おぶちゃ」についても伺わさせてください。まず、「おぶちゃ」とは?
「おぶちゃ」というのは僕が2017年に始めた個人企画です。主に劇場以外の場所でお芝居を作る企画としてスタートしたので、バーや古民家、ギャラリースペースなど結構いろんなところで上演してきました。
コロナ禍を経て、劇場での公演も徐々に取り入れまして。企画が大きくなるのに伴い、去年からはメンバーも増えました。12月からは6名体制になります。
ーーー 立ち上げの経緯は。
おぶちゃの前に別の団体を運営していて、そこでもキャスティングから運営から、全部僕がやっていたんです。ただなにしろ経営や企画制作の体制、全く整えないままに勢いだけで動いてしまっていたので…何がいけないのかもわからないままに、とにかく思うようにいかなくなっていた。
協力してくれた人ともなんか距離ができちゃったりして、見えない不満が生まれてしまっていたというか。当時の自分にはまだそういうわだかまりを紐解けるようなスキルもなかったし、きっとただ自分の熱だけを押し付けるような形になってしまっていたんですよ。
そのもどかしさから、次は自分の手のひらの中におさまる範囲でやろうと決めました。予算や規模、チケットも自分が売り切ることのできる最低限の枚数だけにしようと。
ちょうどその頃って朝劇(※)の勢いがつき始めた時期で、僕も下北沢あたりに見に行っていて。劇場っていう場所にこだわる必要もなければ、時間帯に決まりもないんだな、自分がやってみたいと思える場所でいいんだな、と気づかされました。
(※朝劇…カフェやレストランなど、劇場ではない場所で、朝の時間帯を中心に公演を行う演劇ユニット)
それから「おぶちゃ#1」として、恵比寿のSTARバーというところで最初の公演を開催しました。始めから「#10」になるまでは劇場に行くのはやめようと決めていて、まあ2〜3年はかかるかな、くらいの読みで、その間に予算管理や企画制作に関してもちゃんと見つめ直して学ぼうと思ったんです。ちょうど「#10」に差し掛かるところでコロナ禍が始まっちゃったんですが。
劇場にこだわらないもうひとつの大きな理由としては、僕自身が会話劇や日常を切り取るような物語が好きだから、ということですね。これがアクションやSFだったらちょっと難しいかもしれないですが、バーでのお話ならそのまま実際のバーで上演したほうがリアリティが生まれるじゃないですか。
ーーー 確かに、いままでおぶちゃさんの作品をいくつか拝見させていただいていますが、日常の何気ない風景の中の物語ならば、劇場に組まれたセットではなく本当に街の一角でのほうが没入感が段違いだなと思います。
そうなんですよ。それもあって、まず10回目までは劇場には戻らないと決めてスタートしました。
ーーー そんなおぶちゃさんも今年で7周年。周年記念公演も無事完遂されました。この7年で一番大変だったできごとを教えてください。
大変…で言うと、今年ですね…(笑)
2年前に5周年記念として9ヶ月連続企画を1月から9月までやったんです。それができたんだし、今年は舞台4本なんて簡単じゃないか?と思っちゃって。でもよくよく考えたら、9ヶ月連続企画はイベントが中心で、舞台自体は3月・6月・9月の3本だけ。その時ももちろん大変ではありましたけど、今よりまだ規模感も小さかったので、仲間たちでまわせる範囲内だったんですよね。
でも今年は自分自身への挑戦としてキャパシティも広げましたし、企画制作や演出としても自分の精度を高めていくためにチャレンジングな部分も多かったので、もう全部が桁違いでした。
毎月事前イベントとしてお客さんや俳優陣を呼んでのトークイベントなどもしていたので、毎週のようにイベントだ、本番だ、となってしまって!
ーーー 側から見ていただけですが、ずっとSNSも動かしているし、制作も上演もしているしで…これは大変だろうなと…(笑)
いや、もう本当に。今の自分自身の限界を知りました。
まだまだだなと気づいた部分も多くて、充実感も大きい反面、反省点もかなり色濃く見えてきた年でしたね。
満足度としては高いんですけど、それと同じくらい来年やその先に向けての宿題、課題が出てきました。手放しでやりきった!という気持ちにはなれないですね。とはいえネガティブになっているわけではなく、この一年から得ることのできた経験を前向きに活かして、よりこの先を見据えて動いていきたいと思っています。
ーーー 大部さんとお話ししていると、常に未来を長い目で捉えている印象を受けます。
確かに…そう言われるとそうかも。でも結構、思いつきで動いてしまう部分も強いんですよ。その思いつきにみんなに納得してほしいし、共感してほしい。自分の思いつきに熱量を持って最後まで取り組みたいんです。ついやりっぱなしにしちゃうこともあるんですが…うっすらどこか常に気にはしているんですよ!せっかくの思いつきをそのままにしておくのがすごく悔しくて。
ーーー ここから8年、9年、10年と続いていくなかで、今後の目標や展望はありますか。
「おぶちゃ」というのは「大部恭平のチャレンジ、略しておぶちゃ」という非常に単純なネーミングなんですが、そのチャレンジという部分を忘れないようにしたいなと思っています。
何をもってチャレンジとするのか?「今できることをずっと続ける」というのはチャレンジではないなと考えています。もちろん仕事としてのルーティーンや継続が必要とされることはありますが、それはチャレンジとは別だなと。
おぶちゃにおいては「今までやったことがないことをし続ける」ことこそがチャレンジです。次の目標として、おぶちゃで映像作品を撮ってみたいんですよね。舞台作品以外の部分でもしっかりと結果を残したい。もちろん舞台が好きという気持ちに変わりはないので舞台作品は絶対に続けますが、次は映像にチャレンジしたいです。
すでにもう走り続けている部分もありますが、来年までを準備期間にして、再来年には形にしたいです。3年後はおぶちゃ10周年ですし、そこまでにはね。
ひとつの映像作品を作り上げたいというのは個人的な目標でもありますが、おぶちゃというチームが映像を撮れる体制を整えたいなと。…現実的すぎて面白味がなくて申し訳ない(笑)
ーーー いえいえ!
派手な目標で行くと、いつかおぶちゃで武道館に立ちたいですよね。
ーーー やっぱり(笑)
僕これちょくちょく言ってるんですけど(笑)
エンターテインメントが好きでこの世界に入った人生、やっぱり武道館には立ちたいじゃないですか!
■付かず離れず、行きたいときにだけ行ける場所
ーーー 昨年からBitfanでファンクラブ「おぶちゃの茶の間」を開設していただきました!開設に至った理由は。
僕って自分で企画を考えたりしているものですから、思いついたことをすぐ喋っちゃうんですよ。主催者自ら情報漏洩してしまうという(笑)
そういうのを聞きたくない人もいると思うんですよね。受け取ってくれるファンの方も、一緒に仕事してる同業者の人も。ちゃんとした、然るべきタイミングで発表してほしいよって。それならクローズドで気楽に話せる場所があったらいいなと。
あとは、進めている企画のオフショット写真とかを撮ってはいても結局バタバタしすぎてアップできずじまい、みたいな写真が僕のスマホには山ほどあるんですよ!気づいた時には次の企画が始まっていてもう出すに出せない、みたいな。制作だ脚本だとてんてこまいになりつつも、その瞬間、高い温度感のままにそのまま出して分かち合える場所がほしくて。
ーーー オフショット、溜まりますよね(笑)なぜそこでBitfanを選んでいただけたのでしょうか。
もともと名前は知っていまして。
ファンクラブとしてだけじゃなくホームページとして使っている方も結構いますよね。しかもよく見たら知っている仲間が利用していたりして。
いろんな人にどのサービスがいいのか聞いたりしたんですが、その中でも声優の三村遙佳さんが「Bitfanはスタッフさんもすごくいい!」ってめちゃくちゃ勧めてくれたのが大きかったです。ファンクラブを作って、はいおしまい!じゃないというのが決め手でした。
ーーー ありがとうございます!ファンクラブのコンテンツはどう決められましたか?ラジオや限定グッズ、イベントにコラムとかなり多彩ですよね。
さっきもちょっと話してしまいましたが、新作のビジュアル撮影時のオフショットだとか、稽古場のワンシーンだったりとか…あとは脚本を書いているときの、世に出せるほどの形にはなっていなくても、見る人が見たらどのことかわかるような裏の資料だとか。そういったものがかなりあるので、そういうのを伝えるとしたらファンクラブだよなって。
しかも「おぶちゃの茶の間」は僕だけのファンクラブではなくて、チームとしてのファンクラブ。それなら僕らが作っているもの、作っている風景をみんなに共有しあっていくのがいいんじゃないかなと。ラジオだったら僕だけではなくその場にいた仲間に急に出てもらったりすることもありますし。
僕が脚本で日常のシーンを切り取っているとしたら、ファンクラブではその延長として今度は「自分達の日常を切り取っている」ような感覚なのかもしれないですね。
ーーー ちなみになぜ「おぶちゃの茶の間」なんでしょう?
とりあえず最初に「おぶちゃオフィシャルファンクラブ」…なんかこれはおぶちゃっぽくないなと(笑)それなら「おぶちゃのおうち」とかにしようかなって悩んでいたんです。
「おぶちゃ」でいつか「お茶」を作りたいなってずっと考えていたので、それを盛り込んで「お茶の間」っていいんじゃない?と思いついて。お茶の間って、家というよりさらに具体的に、だらだら喋って食べる場、みたいな雰囲気ですよね。
僕、昔シェアハウスに住んでいて。リビングで誰かしらが話していたら、聞きたい時は行く、眠い時は行かない、そんなラフで自由なバランスがすごく心地よくって。同じ家の中にはいるんだけど、付かず離れず、行きたいときにだけ行ける場所、みたいなイメージがファンクラブと重なったんです。
「茶の間ラジオ」はまさにそんなところです。僕がiPhoneを片手に、あっ今録りたい!と思った時にぱっと、今日あったこと、今考えていること、この先やることなんかを分数も決めずに喋る。それが僕にとってはシェアハウスのリビングで友達とだらだら喋っている時の感覚とかなり近いんです。
■「おぶちゃの茶の間」の良さは「変わらない場」であること
ーーー 開設からちょうど一年です。ファンクラブ運営の難しさを感じた場面などはありましたか。
ファンクラブに入ってくれた人たちがいつ、何を求めているのかを汲み取るのはやっぱり難しかったです。
コンテンツ自体はいろいろ思いつくんですよ、ラジオばっかりやってもしょうがないし。でも、もちろんメインの仕事もある以上どうしてもそっちが優先になってしまうこともあったし、そこのバランス感というか、どんな配分でやっていくかも決めずに始めてしまった部分があったので…。
出したいコンテンツはたくさんあるんですけど、良くも悪くも定まり切らなくて、なあなあになっているうちにどんどんメインの企画自体は進んでいってしまって、出せずじまいになってしまったりして。
この一年でそういう状態になりやすいということはわかったので、次の一年は最初からスケジュールに組み込んでおくなりして改善していきたいポイントですね。
ーーー 今後ファンクラブでやっていきたいことはありますか。
これ、忘れないうちに言っておこう(笑)
さっき「武道館に立ちたい」って言ったじゃないですか、おぶちゃin武道館。そこでバックステージツアーをやりたいです。いまファンクラブに入ってくれている人だけが持てる証拠になるようなものを作って、それを提示してくれたら通す、みたいなね。そこで集まって記念撮影したくて。
これはマジで夢です。なのでそれに向かってのプロセスも色々と考えてはいますよ。
ーーー それは確かに!夢がある!
あと「おぶ茶」作りもですよ。これはファンクラブでやるのがいいんじゃないかなと考えているので。みんなでお茶畑の現地まで行って、お茶の葉を摘んで。で、摘んだらそこでそのまま茶畑公演。最後にお茶を一杯飲んで、おいしかったね、で帰る(笑)
ずっと野外公演をやりたいと思っていたんですよ。だったらもう全部あわせてお茶作りながらやろうぜ!みたいな(笑)そのお茶作りの経過とかもファンクラブに載せてね。
ーーー ファンクラブ旅行を兼ねての野外公演!楽しそうですね。
「おぶちゃの茶の間」の良さは「変わらない場」であることだとも考えていますが、こういうおもしろいチャレンジというか、新しいことはフットワーク軽くやっていきたいですよね。そういうのを出していける仲間のような関係性でいたいです。
ーーー 仲間という言葉がぴったりです。今後の「おぶちゃの茶の間」の動きが楽しみですね。
毎年舞台やイベントを重ねてきて、オフラインでお客様と会うことでおぶちゃは成長できてきた。「お客様に育ててもらった」という気持ちに年々実感がこもってきました。
ファンクラブという、とても近い距離でファンの方が集まってくれる場所があるからこそ僕はチャレンジを続けていけます。僕はもっともっと今はまだない新しい世界に飛び込んでいきたい、変わり続けていきたいって思うからこそ、この「変わらずあり続けてくれる場所」も強く求めているんですよね。
大きな規模のイベントをやっていきたいというよりはゆるゆるお喋りができるような、変わらぬ居場所であり続けていてほしいんです。それもこれも全部古参のファンの方が新しく入ってきた方を優しく受け入れる体制が整っているから、それに尽きるんですよ。本当に、おぶちゃを好きになってくれるみなさんの素晴らしさはどんどん自慢していきたいくらい。
そういう優しい世界が、僕が次の広い世界に挑戦していく時も変わらずにそこにある、そんな未来になっていたら理想ですよね。
■みんなが僕に強火で追い焚きを繰り返す
ーーー 最後の質問です。大部さんにとって、ファンの方とはどのような存在ですか。
いてくれるだけで幸せな存在ですよ。本当にありがたいです。
きっとおぶちゃを好きになってくれた人のほとんどは、まずは他の誰かを応援していて、色々な作品を見ていく中でおぶちゃだったり僕に出会ってくれて、「いいな」って気持ちを持ってくれて、公演やイベントに足を運んでくれたりして、そしてファンになってくれたんだと思うんです。
となると、僕なんかよりもそういうみなさんのほうがすごいですよ。僕だってKREVAさんは大好きですけど、他のアーティストを見にいくとかファンクラブに入るとかって、実はそうそうやれることじゃないですよね。
まずその行動をしてくれたってことに僕はすごく助けられていますし、「いいな、もっと見に行きたいな」と受け止めてくれた気持ちも嬉しいですし、素直にありがたいです。
おぶちゃというのは企画なので、いわゆる個人のファンクラブではないじゃないですか?
もちろんファンクラブに入っていなくても応援してくれる人はたくさんいらっしゃるんですけど、ファンクラブ会員のみなさんは心の支えですよ、ベタですが。
なにしろ「お茶作ります」なんて話ができる相手ですよ?信じきってるレベルですよ。普通「え、なんで?」ってひかれる内容ですよ(笑)
そんな人と「まだ言えないんだけど、こういうことを考えてるんだ」みたいな話を気軽にできるのは本当にありがたい。もちろん舞台を見に来てくれた感想を直接いただけるのも今後の熱量につながりますし。やってよかったです、本当に。
…つまりファンのみなさんに甘やかされているんですよ、僕。ほんと良くない!(笑)
僕が熱い人間なんじゃなくて、ファンのみなさんに熱くさせられてる。僕は風呂釜のほうなんです。みんなが僕に強火で追い焚きを繰り返すからどんどん熱くなっちゃう。応援してくれる人がいるから、自分が自分以上になれる。なのでファンの方は僕を風呂釜にして、焚き付けまくってくれている存在です。
ーーー ではそんなキツめの温度設定をしてくれるファンのみなさまに一言!
僕は非常に耐熱性の高い器なので、これからもどんどん焚き付けていただければ嬉しいです(笑)
これからも一緒に熱くなっていきましょう!
■Profile/大部恭平
おぶちゃ主宰。神奈川県横浜市出身。8月17日生まれ。B型(RH-)。
俳優としてキャリアを開始し、舞台やドラマのほか、WINKケーブルTVバラエティ「おねこうTV」(レギュラー出演)、などに出演。
脚本演出では、おぶちゃ全作品をはじめ、「ほむら先生はたぶんモテない」(横浜ランドマークホール)、「無人駅で君を待っている」(東京・浜松公演)など。
作風として「リズムの良い会話劇」を得意とし、人間味、温かみのある雰囲気・空間づくりの演出には定評がある。
日本語ラップが好き、誕生日覚えるの得意。
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===Information===
■おぶちゃ公演情報
2025年2月公演
小谷嘉一プロデュース公演 「悲しみに戯けたピエロ -マボロシの作詞家-」
脚本・演出:小谷嘉一
於:シアターグリーン BIG TREE THEATER
日程:2025年2月5日(水)〜2月9日(日)
2025年4月公演
おぶちゃpresents「Bittersweet Flowers」
作・演出:大部恭平
於:シアター風姿花伝
日程:2025年4月2日(水)〜4月6日(日)