【Pick Up Owner #34】灯橙あか|未来永劫、シンガーソングライターとして生きていきたい

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2023/08/04 15:00

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シンガーソングライターとして、またYouTubeなどのSNSを中心に活動するマルチクリエイター集団「WHITEBOX」のリードメンバーとしても活動している灯橙あか。

 

そんな彼女が音楽で生きていくと決めたきっかけや曲作りにかける想い、Instagramで運営していたというファンクラブをBitfanに移管したきっかけなどを訊いた。

 

灯橙あか Official Site & Fan Club - Bitfan

 

 

■かっこよくて芯のある女性アーティストが好き

ーーー まず、ご自身の簡単な自己紹介をお願いします!

 

はい。シンガーソングライターの灯橙あかです。よろしくお願いします。

 

 

ーーー 音楽を始めたきっかけを教えてください。

 

ずっと前から…本当にもう、物心ついた時から音楽が好きだったんです。一番衝撃を受けたのは小学校4年生の時に聞いた、絢香さんが歌う「三日月」ですね。

 

「なんだこの曲は!?」みたいな(笑)ものすごい衝撃でした。

その時に初めて「自分でこの曲を歌いたい」と感じました。それからどんどん「他の曲も歌ってみたい」「あんな曲を自分で作ってみたい」と思うようになって。

 

「将来は音楽を職業にしたい」と考えるようになったのもそこからです。まだそのために何をしたらいいのかは全然わかっていなかったけど、とにかく音楽活動をしたいと。

 

ーーー では憧れのアーティスト、影響を受けたアーティスト、といったら絢香さん、なのでしょうか。

 

一番最初に、という意味ではそうですね。

 

他にも何人かいて、その中で特に、日食なつこさんという、ピアノの弾き語りで活動されている方には強い憧れがあります。

 

どうやら私はかっこよくて芯のある女性アーティストさんが好きみたいで。日食なつこさんの曲は全世界観が大好きで、新曲が出るたびにチェックしています。私もあんな風に「強い」曲を作りたいなって思っています。

 

あとはNakamuraEmiさんにも影響を受けました。

 

見た目は「綺麗で優しそうなお姉さん」なのに、いざ歌うとなるともう「歯に衣着せぬ」じゃないですけど、赤裸々な言葉を使ってラップ調でガンガン歌っているのがすごくかっこいいんです。

 

このお二方についてはぜひ灯橙あかファンのみなさんにも聞いてほしいですね。必ず全曲聞いてください!(笑)

 

 

■曲は聞いてくれる人がいてこそ

ーーー 曲を作る際に大事にしていることや、心がけていることというのはありますか。

 

主に2つあります。

まずは「感情のままに曲を書かない」というのを意識しています。不器用がゆえに、いろいろうまくいかなくて、むしゃくしゃしたりした時にこそ曲を書きたくはなるんですが。

 

どれだけ強い感情に突き動かされていても、それをそのまま曲にしないよう、完成させないようにしています。自分をちゃんと俯瞰できるようになるまで気持ちを落ち着かせてから、曲を完成させます。

 

ーーー あえて作り切らないと。

 

言葉だけメモに書きとめておく、ぐらいはするんですけどね。やっぱり曲は聞いてくれる人がいてこそのものだから、自分だけのものではない。ちゃんと多くの人の人生に重なる曲にしたいんです。なので、自分の感情からはある程度、距離を離して曲を作るようにしています。これが1つ目。

 

2つ目は「灯橙あかにしか書けないテーマを曲にする」ということです。誰にでも書けてしまうようなことだったり、他の人が言ってくれていることをまた言い直す必要はないのかなって。

 

まだ世に出ていない、名前がついていないもの。感情の隙間と隙間の、言い表すことができない部分。姿のわからないものに名前をつけて、ちょっと安心できるようにする。そうやって、私にしか書くことができないことを曲にしたいです

 

ーーー これから、どんな方にもっと曲を届けたいですか。

 

一生懸命生きているのに不器用で、日々うまくいかないこともあって、それでもなんとかまた明日も頑張っていこうとしている女の子たちに届けたいですね。そんな人たちの支えになるような曲をたくさん書きたいですし、もっと届けていけるように私も頑張りたいです。

 

そういえば、3月のワンマンライブではお客さんの半分ぐらいが女性だったんですよ!こっそり見ていてくれるのかなって思っていたんですが、予想以上に多くてびっくりしました。最近ではだんだん配信にコメントをしてくれる子も増えてきていて嬉しいです。

 

 

■グループとソロの違い

ーーー YouTubeなどのSNSを中心に活動するマルチクリエイター集団「WHITEBOX」の一員としても活動をされていますが、こちらに参加するきっかけは。

 

 

もともと別の事務所に入っていたんですが、そこから独立してフリーになってやっていこうとしていたタイミングにちょうどお誘いをいただいたんです。

 

当時WHITEBOXは登録者数3,000人くらい、私はまだ800人くらい。その時のWHITEBOXはメインの女性ボーカルを探して本格始動しようとしていたみたいで、私がアップしていた弾き語りの動画を見ていいなと思い、声をかけてくれたそうです。私も新しいことをしてみたいと思っていたこともあって、試しにコラボしてみたらお互いにすごく好感触だったんです。

 

これならもう一緒にやってみよう、となり加入しました。なのでコラボがきっかけですね

 

ーーー シンガーソングライターとしての活動とグループの一員としての活動では、同じ「歌を歌う」ということでも、違う部分はありますか。

 

全然違います。言語化したことがないので、うまく伝わるか不安なのですが…。

 

グループで歌う時は自分をよく見せるのではなくて、グループ全体をよく見せたいじゃないですか。それは常に考えていて、グループの方の曲は全員の声が活かされるように作っています。

 

わちゃわちゃしているところというか、仲の良い部分を好きになってもらえているグループでもあるので、その感じがうまく出せているかはすごく意識していますね。

 

逆にソロの方は、本当に自分が伝えたいところにしっかりフォーカスして作り上げた世界観の中で独自の色を出そうとしている。ここは全然違う部分だと思います。

 

ーーー ありがとうございます。では、WHITEBOXのお気に入りの動画を教えてください!

 

お気に入り!難しいな(笑)

 

思い入れがあるのはまず、初めてバズった時かな。「秒針を噛む」と「シャルル」のマッシュアップなんですが、そもそも「バズる」っていうのをこれで初めて体験したんです。この曲をきっかけに見てくれる人がかなり増えて登録者数が5,000人から1万人になった、みたいな感じだったので。あの時の全員の喜びようもずっと頭に残っていますね。

 

Tiktokで1000 万回された、アニソンフリップバトルもお気に入りです。Tiktokフォロワー年内50万人という目標をかかげて、再起を懸けてみんなで頑張っていた時期の動画です。企画考案から映像の魅せ方まで、至るところにメンバーの努力が詰まっています。ちなみに10月には目標の50万人を達成できました!

 

 

昨年集大成の2022年メドレーも好きです。 夜遅くまで外で走ったり踊ったりしたし、部屋の中でもたくさんのカットを撮りました。次々にポップな映像と知っている曲が出てくるので、グループをよく知らない人でもたっぷり楽しめる作品だと思います!

 

 

 

■作りたい曲が次から次へと湧いてくる

ーーー これまで活動に挫折したり、やめてしまおうかと悩んでしまったようなことはありますか。

 

音楽をやめてしまおうかと思ったことは覚えている限りではありません。

 

挫折…と言えるのかわからないんですが、まだ関西で活動していた頃に地下のライブハウスで1人2人のお客さんを前に、月に3から5本ライブをしていた時があって。その時はお客さんも少ないし、対バン相手がみんな独創的で、技術力も高くて…「どうやったらそんな音楽が作れるんだろう?」みたいな、すごい存在に見えていたし。その中で何年もやっているうちに「ここでいいのかな」「本当にここでやっていていいのかな」と思うようになって。

 

ただ技術力では勝てなくても、曲を伝えるだけの声と自分が作る曲には自信があったんです。それをもっとよく見せるためにはこのまま地下のライブハウスを主戦場にするんじゃなくて、ネットに出していった方がいいかもしれないと考えて、そこからネットに大きく舵を切ったという出来事はありました。

 

でも、去年東京に出てきてから、ありがたいことにワンマンを2公演やらせていただいたんです。久しぶりに有観客のライブをして、来てくれたみなさんの表情を見たら…やっぱりライブで得られるものは大きくて。「やっぱりライブっていいな」と思えました。

 

自分の中で「ライブの灯橙あか」に自信も付いてきたし、ビジョンも見えてきたので、これからはどんどんライブでも灯橙あかを見せていきたいです。

 

有観客のライブでみなさんに会える機会をもっと増やして、多くの人に会場に足を運んでいただけるように頑張って活動していきたいなと思っています。

 

ーーー 挫折というか、完全に転機ですね。

 

確かに、そうかもしれません。でもグループの方でも「もう無理かもしれない」となったことはありました。

 

当時はみんな学生だったので、社会に出るタイミングでのそれぞれの進路問題に直面しました。なかなか集まることもできないし、この先続くのかわからない中でみんなを信じて毎月活動拠点のあった愛知県に通い続けるのはなかなか苦しかったです。

 

ーーー ということはわざわざ県外から通われていたんですか。

 

そうなんです。私の地元は長野県なのですが、他のメンバーはほとんどが愛知。活動拠点ももちろん愛知県だったので、私だけ他県から行く状態で。地元は田舎すぎてバスしかないから、長距離バスで長野から愛知まで通っていました。

 

ーーー それは物理的に大変ですね…。活動へのモチベーション、続けられる原動力というのはなんですか。

 

なんだかんだずっと、週1の動画投稿、ライブ配信、毎日のSNS投稿を続けられているのはみなさんからの言葉があるからです。 曲を公開したりライブで歌ったりしてみなさんから反応をいただけた時には、自分の曲が誰かの生活の支えになっている、誰かのためになっているんだって思えて、改めて活動を全部頑張ろうという気持ちになります。みなさんからの言葉が私の原動力です。

 

ーーー 灯橙あかさんとして次の目標や夢はありますか。

 

まだはっきりとは言えないんですけど、秋頃にちょっと 大きなプロジェクトが始動するので、それに向けて今は曲を書いているところです。その曲をひっさげてのライブツアーもしていきたいですし、フルアルバムも出したいし。前回のライブよりももう一段、大きい会場でライブをしたいです。

 

本当に個人的な目標というか夢だと、自分の作った曲が何かで賞を取れたらいいなって思ったりしてます。でもやっぱり一番大きな目標は一生、未来永劫シンガーソングライターとして生きていくことですね!

 

 

■喜んでもらえることならなんでも

ーーー Bitfanにてファンクラブを開設していただく以前から別のファンクラブを運営されていたとのことですが、なぜBitfanを選んでいただけたのですか。

 

以前のファンクラブはInstagramで運営していたんです。配信もできたし、金銭的なシステムも一応はなんとかなっていたんですけど「なにしろInstagram」っていうところから抜けられなくて。ファンクラブ、っていう感じがあまり出せなかったというか…他のSNSとの差別化が難しかったです。

 

なによりもお支払いや入会退会の管理がすごく大変で。一人一人の入退会を全部自分でチェックしてメモして、手で管理しないといけないのに困っていました。

 

そうしたらBitfanなら今やっていることが全部引き継げるし、会員さんの管理もすごく楽だし、ホームページも作れるし。それならと移管したんです。

 

ーーー Instagramのファンクラブではどんなコンテンツをされていたのですか。

 

未公開写真を公開したり、投稿の文章でブログみたいなこともしていました。あとはお絵描き配信をしたり。「イラスト待ち受けをプレゼント」だったら切り抜き画像をアップして、概要欄に「ダウンロードリンクはプロフィール欄に」と書いておいて…とか。

 

ーーー Bitfanに引っ越すにあたって、コンテンツや月額会費はどのように決められましたか。

 

コンテンツの内容は「自分ができる範囲でみんなに喜んでもらえることならなんでもコンテンツ化しよう」っていうところで、じゃあ、絵を描きます。配信もできます。と決めていきました。

 

配信はより近いところとしてYouTubeではできない話だったり、ちょっと深い話をするために限定配信に。文章を書くのが好きだから、ブログとして。デモができた時とか、ライブ用に作った曲とかをファンクラブ内でだけ出したり。

 

できる限りのコンテンツ化をしようという精神でやっています。金額はやっぱり若い方も気軽に入ってほしいというか、ハードルを高くしたくないので、550円にしました。

 

ーーー 以前のファンクラブの価格は。

 

その時から同じ金額でした。

550円くらいが入りやすくて、収支としてもマイナスにはならないラインだなと決めたんですが、移管する時に金額を上げるか迷ったんです。でもやっぱり、みんなのことを考えると上げられなかったんですよね。それで、そのままで行こうってなりました。

 

ーーー ファンクラブのコンテンツの更新はご自身でされているのですか。

 

はい、そうです。コンテンツ作りだったり、毎回の投稿だったり、スケジュール設定も全部自分でやっています。

 

ーーー グループチャットで日時を決めての即レス会をされていますよね。

 

ファンクラブのコンテンツは水曜日の22時に出すって決めていて。「月9」みたいに、この曜日のこの時間にって習慣化したいんですよね。だから22時から30分の間、即レス会をやっています。

 

時間はファンの人にフォーム機能でアンケートをとって、何時がいいか聞いたんですよ。そこで意見が多かった22時にしたんです。

 

ーーー ちなみに、チャットルーム名に入っている番号(談話室TA801、男子部屋86号室、女子部屋075)は「ヤロウ」「オナゴ」ですか…?

 

合ってます、それもファンの人からなんです!

談話室の番号をまず私の誕生日(8月1日)にしていたので、男子部屋と女子部屋も番号にしたいねって話をしていて。「いい番号ありませんか?」と聞いたら「『86』で『野郎』はどう?」って。それならじゃあ女子はオナゴで「075」だよねって(笑)

 

ーーー かなりファンの方の意見を取り入れて運営されているんですね。イベントの日程とかもアンケートをとられていましたよね。

 

ファンクラブに入ってはいても、配信やチャットにリアルタイムで参加したいと思ってくれる人って、さらに限られていると思うんです。その人たちにちゃんと見てもらえなかったら配信しても意味がなくなっちゃうじゃないですか。だからアンケートをとって、一番賛成が多かった時間にしています。

 

あとはグッズもですね。どんなものが欲しいのかをちゃんと聞いた上で作るようにしています。

 

ーーー では今後、このファンクラブでやってみたいことはありますか。

 

ずっと思っているのは、ファンクラブの人限定で有観客ライブをしたいなと。セットリストや場所もちょっぴりレアな感じでやりたいですね。

 

ーーー 今、ファンクラブに入ろうか迷っている方に向けて、アピールポイントを教えてください!

 

ライブに来る方だったら、絶対に入った方がいいです!チケットがお得になるっていうのもあるし、普通にプレイガイドでチケットを買ったら電子チケットだったりコンビニ発券の紙チケットですよね?けど、ファンクラブの方にはライブのポスターに使った画像で作ったスペシャルチケットをサイン入りでお届けしています。ファンクラブ限定グッズの販売ももちろんあります!

 

見ての通り(笑)月額会費が入りやすい価格のわりにコンテンツは充実していると思うので、ぜひ入っていただきたいなと!

 

 

■ファンは生きる意味

ーーー 灯橙さんにとってファンのみなさまとはどのような存在ですか。

 

「生きる意味」と言ったら重いですかね?

でも生きる意味であり、支えですね。大事な人たちです。

 

ーーー それでは最後にファンの方へメッセージをお願いします!

 

みなさん、いつも応援ありがとうございます!再三YouTubeや配信でも言っているんですが、現在新曲を鋭意制作中です。リリースまで楽しみに、首を長くして待っていてください!

 

配信や他のコンテンツでも、みなさんの生活の支え、彩りになれるように活動していきます。みなさんと一緒に灯橙あかの活動を盛り上げていけたら嬉しいです。 これからもよろしくお願いします!

 

 

 

灯橙あか Official Site & Fan Club - Bitfan

 

 

■Profile/灯橙あか

長野県出身。現在YouTube(チャンネル登録6万人)を中心に活動中のシンガーソングライター。女子心が包み隠さず表現された強い歌詞と心地よいメロディラインが特徴で、”心”にフォーカスした繊細かつ独特な歌詞と、キャッチーで色彩豊かなメロディーが持ち味。作詞作曲はもちろん、編曲、映像編集、イラスト、各サイト運営まで幅広く手掛けている。

灯橙あか: YouTube / Instagram / Twitter(X)

WHITEBOX: YouTube / Instagram / Twitter(X)

 

===告知情報===

WHITEBOX

1st One Man Live「Revere!!」

 

2023年9月30日(土)

渋谷TOKIO TOKYO


ライブ詳細はSNSにて後日発表。

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